ファッションとオシャレの歴史

ファッションとオシャレの歴史 → 「扇」で「見た目」を彩る

「扇」で「見た目」を彩る

人々が「衣服」だけでなく「小物」にもこだわりを持ち始めたのは中世からでした。
特にフランスを中心としたヨーロッパ諸国では、上流貴族が自分達の裕福さを象徴する様に細部にまで贅沢な品を使う様になりました。
その中でも「象牙」は当時でも貴重で、それを使った「櫛」やステッキの「柄」は本当に贅沢な品でした。

また、十九世紀になると技術の発展によりガラスやパイプを入れるケースまで加工できる様になり、おしゃれに敏感だった人は自分だけの小物を職人に作らせていました。

そして、「小物」として忘れてはならないのが「扇」です。
これには色々な説がありますが、元は日本の扇子が十七世紀頃にヨーロッパに渡り、西洋風にアレンジされて、上流階級の女性が好んで使う「小物」の一つになったんです。

西洋で独自のデザインが取り入れられた扇子は「洋扇」と呼ばれ、材料には「絹」が使われたり、見た目にも美しい「レース」が施されたり、また時には「孔雀の羽根」を使われたそうです。
そんな派手な扇子が、日本でも一時期ブームになった事があるのです。
それがバブル時代の「ディスコ」です。
その頃は夜になると女性達が体のラインが見える衣装に身を包んで、蛍光色で彩られた扇子を持って毎晩の様に踊る様子が見られました。

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