元々は地面に触れると傷つく足を「保護」」するのが目的で作られた「靴」ですが、人々が文明を持つようになってくると「靴」も装飾の一部と考えられるようになりました。
ですが、最初は材料を加工する技術がなかったので、動物の皮を簡単に縫い合わせて足に身につけたり、木をくり抜いて作った「木靴」などが殆どでした。
日本でも「靴」が定着したのは明治頃で、それまでは「草鞋」や「下駄」で生活していました。
しかし、十八世紀頃から皮を加工する技術が発達して靴職人が現れるようになり、上流貴族が自分の服に合わせた「靴」を作らせる事も珍しく無くなりました。
その際に男性はシンプルにデザインされた「靴」を履くことが多くなり、それから現代では正装には「革靴」が一般的になりました。
なので、色々なデザインや装飾が施された「靴」を好んで履くのは女性になっています。
実際に「靴」を専門に扱っている店では男性物より女性物の方がデザインも種類も豊富な所が多いです。
ですが、時代によって職業を象徴する様な「靴」も生まれました。
その代表が今も残っている「カウボーイブーツ」です。
西部劇の映画などに登場する「カウボーイ」は格好がよく、また身にまとっているアイテムもオシャレだったので、今でも「ファッション」の一つとして人気を集めています。
