地毛を長く伸ばして手際よく結い上げる「マゲ」や「日本髪」と呼ばれる伝統的な髪型は今では一部でしか見られなくなりました。
その代わり、今では誰もが手軽に髪色を変えたり、また少しなら道具を使って自分の好きな髪型が出来るようになりました。
それも技術の進歩と、薬品を使う前に自分で「パッチテスト」と呼ばれる「アレルギーテスト」が行えるようになった為でもあります。
日本では1990年代になると髪を茶色に染める「茶髪」が流行して、そこから髪を染める人の方が圧倒的に多くなりました。
そのため、逆に何もしていない「黒髪」の方が珍しく、その「黒」がキレイな程に人目を引く様になりました。
また、女性は明るい髪色に加えて毛先を軽くカールさせたり、全体的にウェーブさせる事で柔らかな印象を持たせる様になりました。
これに対して男性は髪を短くする人が多いのですが髪専用の「ワックス」を使って固める事で髪型にバリエーションを増やしました。
この「ワックス」も最初はジェルが一般的でしたが、最近では吹き付ける「スプレータイプ」も出回る様になりました。
このスプレータイプもですが、最近の「ワックス」はベタつきが少ないので今まで使わなかった男性も使う人が多くなりました。
この様に少し便利なアイテムが出るだけで「ファッション」に興味を持つ人は増えていくのです。