そもそも、私達が普段から口にしている「ファッション」という言葉ですが、これは英語で書くと「fashion」となり、意味は「流行」を指します。
本来なら服装に限らず髪型にも使われるのですが、髪型を違って「服」は国や気候によって変化していきます。
そして、その変化が短い期間で起こるのです。
特に日本の様に季節の移り変わりが数ヶ月で起こる国では、身につける「服」も季節に合わせて変わります。
更に家電やパソコンなどの周辺機器と違って、同じように見える「服」でも細かな機能やデザインを取り入れた「国」が違うだけで全く新しい物に感じるのです。
そのため、この「ファッション」という言葉は、今では「服装」を指して使われている事が多いのです。
なので、主に「服飾」を中心に扱っている大手企業では一年の間に季節に合わせたデザインだけでなく、いかに「着ることで快適に過ごせるか」を追求した素材や機能を付けることで、購入してくれる人達の心を掴もうとしているのです。
そうして、多くの人や雑誌に注目されるようになれば、その服が「流行」となれるのです。
また、今は流行っていなくとも「次はこんな服装が流行する」と積極的にテレビや雑誌に出しやすい点も、他の商品と違って「服」が「流行」と結びついている理由でもあります。