「ファッション雑誌」が登場したのは、産業革命により印刷技術が工場した事で紙に「文字」だけでなく、「絵」が「色つき」で印刷される様になった頃の「フランス」だと言われています。
それまでは白黒だった色が加わった事で、「雑誌」は人々の間に驚く早さで普及しました。
この頃になると商人達は、街の中にあったニュースや御芝居の宣伝広告などが貼られていた大きな柱より、いつでも見れる「雑誌」に「広告」を載せた方が効率的だと気付き、数多くの「雑誌広告」が作られました。
しかし、一つの「雑誌」では紹介できる商品に限りがありました。
そこで様々なデザインの服を紹介したい服飾店は、ターゲットを「女性」に絞り、彼女達が好んで読む雑誌に最新のデザインを載せたのです。
そうすれば、わざわざ店に足を運ばなくとも、一人でも多くの人に新商品を知ってもらえるからです。
それが発展して、ファッションの記事だけを扱う様になったのが「ファッション雑誌」なのです。
日本でも版画が主流だった江戸時代には流行の化粧を紹介する「本」は有りましたが、定期的に発売される形式ではありませんでした。
ですが、日本でも明治時代になると西洋文化を取り入れるようになり、印刷が機械化された事で「雑誌」が作られました。
その中には女性雑誌もあり、そこから服飾を扱う企業などが商品のカタログを出して、それが日本での「ファッション雑誌」の原点だと言われています。
